学習障害の特徴と治療−読み書き障害−
学習障害の一つとして読み書き障害(ディスレクシア)というものがあります。
文字を見ても読めない、文字を習っても書けないなどの学習障害を指しますが、その症状はさまざまです。
・文字の形が認識できない
"あ""ぬ"などのひらがなを見て書き写すときに、逆回転で書いてしまったりします。
"し""つ"などのひらがなや、"フ""レ"などのカタカナも、まったく裏返しに書いてしまうこともあります。
視覚認知の発達に遅れがあることが原因であるため、点線文字の上からなぞる練習をする、文字を図や絵などと組み合わせて覚えるなどの治療法を取ります。
・単語をまとまりとして認識できない
"いぬ""りんご"などを読もうとするとき、文字ごとに区切って読むので、単語のまとまりに聞こえず、読み詰まりが多いです。
また、"工場""大小"などの2文字以上の漢字や、"送る""学ぶ"など送り仮名のつく漢字についても、まとまりとして捉えられないため奇妙な読み方になります。
よく使われる治療法は、ひとまとまりの単語を指導者が音読し、それを真似ることでまとまった単語として覚える方法です。
学習の際に実物や絵などを示してあげると、知識の定着が良くなります。
・特殊音節が認識できない
"しゃ・しゅ・しょ""きゃ・きゅ・きょ"などの拗音や、"っ"という促音を含む文字を正確に読むことができません。
"しょうじ"を"しゅうじ"と読むので意味がまったく違ってしまったり、"がっこう"を"がこう"と言うためふざけていると思われたりします。
聴覚機能が弱いことが原因であるため、音記号カードなど視覚教材を使って治療していく方法が主流です。
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