学習障害とアスペルガー症候群との違い

学習障害とアスペルガー症候群との違い

学習障害(LD)は、ある一面だけに発達障害が生じているため、特異的発達障害と言われています。
文字を読むことがまったくできない、一桁の足し算・引き算ができないなど、できない部分が取り沙汰されることが多いのですが、その部分以外のことについては健常児と何ら変わりはなく、むしろ突出して優秀だったりします。

 

俳優のトム・クルーズが学習障害であることは有名で、彼は脚本を読むことができず聞き覚えで対応していますが、アカデミー賞を獲得する優れた演技力を持っています。

 

LDとアスペルガー症候群は、対人関係に困難があることから見分けが難しいのですが、アスペルガー症候群は広汎性発達障害の一種で、全般的に発達の偏りがあるのが特徴です。
広汎性発達障害とは、社会性・コミュニケーション・想像力と広範囲にわたって社会性の遅れが認められるものです。
アスペルガー症候群は自閉症の一種なのですが、自閉症の三つ組と言われる診断基準「対人関係の特異性」「コミュニケーションの障害」「こだわりと想像力の障害」のうち、コミュニケーション面には問題がないと言われています。
一見普通の人に見えるのですが、冗談を本気に取ったり、空気を読んで行動することが難しいため、学校で友だちができなかったり、職場で迷惑がられたりします。

 

LD、ADHD、アスペルガー症候群などのいわゆる発達障害と呼ばれる障害は、お互いに重複している場合も多くあり、はっきり診断がつかないこともあります。
しかし、最も大切なことは、病名を確定させることではなく、本人がどのような困難を抱えているのかを判明させ、個々の困難に合わせた対処をしていくことなのです。


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